エルベシャプリエ(Hervé Chapelier)の創始者であるエルベシャプリエ氏は、1976年にサン‐トロペレストランにて最初のバッグを販売しました。
エルベシャプリエ氏は、フランスのビアリッツで生まれました。その後、ボルドーで育った彼は2年間アメリカに渡り、多くの経験をする事により高度なビジネススキルを身につけることになります。
帰国後、彼はパリからそのキャリアをスタートさせたのです。
エルベシャプリエ(Herve Chapelier)の作品は、そのラインナップの増加と共に幅広い多くの消費者の支持を得ることになります。
エルベシャプリエが世に送り出した最初の作品は、ダッフルバッグでした。そして、エルベシャプリエはフランス市場にて確固たるポジションを確立しました。
1980年には、高校生と大学生の間でブームになっていたバックパックを再度作り始めました。
その他にも、大きめの週末旅行用かばんや小さな革製品、トートバッグ等、多数の作品を提供しました。
現在、エルベシャプリエのバッグは、都心部の女性達から若い女子学生、OLなどあらゆる分野の世界中の女性達が利用するまでに至っています。
エルベシャプリエ(Hervé Chapelier)のバッグの特長、それは創造的なデザインで表現されるユニークな形状にあります。
エルベシャプリエのデザインは、ピラミッドを想像させるデザインと他の形状を組み合わせて形成されています。
また、既存の裁縫技術ではなく新たにサドルステッチを開発し、より丈夫なバッグを作り上げました。
更に、その材質にもこだわりを持ち、それまではバッグの素材として用いられることのなかったナイロン生地をこの業界において率先して採用しました。
実際に、1976年以降、エルベシャプリエが先駆けて採用したナイロン素材は、ファッション業界において重要な素材として需要が高まっていきました。
そういった意味では、エルベシャプリエはファッション業界にナイロンを浸透させたパイオニアといっても過言ではないでしょう。